『ひみつ研究室』シリーズ紹介文
ごく普通の小学五年生、田中一郎には、誰にも言えない秘密がある。それは、家の裏庭にある物置小屋の地下に、とんでもない「ひみつ研究室」が隠されていることだ。そして、その研究室の主こそ、一郎の天才だけどちょっと変わり者の叔父さん、田中博士!
博士は今日も、奇妙なメカや不思議な液体をいじりながら、「世紀の大発明」に夢中だ。一郎が学校や日常で抱えるどんな小さな悩みも、博士にとっては最高の「研究テーマ」。成績、人間関係、日々の困り事…、博士はいつも自信満々に、とんでもない発明品を差し出してくる。
しかし、博士の発明品は、一郎の悩みを解決するどころか、想像の斜め上を行く予期せぬ事態を引き起こすことばかり! 宿題が無限に増えたり、隣の犬の寝言で秘密が暴かれたり、アサガオが教室をジャングルに変えたり、はたまたテスト用紙が消滅したり…。その結末は、いつもちょっと困惑、でもなぜか笑えてしまう、奇妙なドタバタ劇だ!
一郎と博士、そしてユニークなクラスメイトやご近所さんを巻き込みながら、『ひみつ研究室』から飛び出す発明品は、今日も平和な日常をカオスへと誘う!
果たして、一郎は無事に毎日を過ごせるのか? そして、博士の「世紀の大発明」が、本当に役に立つ日は来るのだろうか?
これは、笑いとちょっとした困惑に満ちた、奇想天外な日常系SFコメディ!